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手や足がジンジンして痺れるのはなぜ?
その原因とメカニズムについて

手足がジンジンする、これってもしかしてしびれ?

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痺れと聞いて真っ先に連想することは何ですか?おそらく多くの人が、正座による足の痺れを挙げるのではないでしょうか。法事や授業など、長時間正座でいることによる痺れは誰しもが経験したことがあるはずです。しかしこれの原理は簡単。単純に神経と血管が圧迫されたことによって痺れたのです。これなら数分もすれば治ってしまいますよね。しかし、すべての痺れがそうだとは限りません。なかには命をも脅かす厄介な病気が潜んでいることも。そこで今回は、痺れとはいったい何か、ということと注意すべき痺れの見分け方、それから痺れを改善するためにできるセルフケアをお伝えしようと思います。

痺れには大きく分けて3つの種類があります。それは感覚低下・運動麻痺・異常感覚です。それぞれを見ていきましょう。
感覚低下というのはそのままなのですが、感覚の力が低下することです。たとえば痛みや冷たさ、触覚が感じられなくなる、あるいは鈍くなります。要するにその部分の感覚受容器官としての能力が低下してしまうことです。
運動麻痺もそのままで、腕や指などの特定部位に力が入らない、又は脱力感がすごいなどの理由で自分の意志で動かすことができない状態です。
異常感覚は異常な感覚がするという点ではそのままなのですが、何も触れていないのにピリピリやジンジンといった感覚が感じられるもので、上で挙げた正座などもこの例です。一番身近な痺れといえるかもしれません。

ではなぜこういった痺れが起きてしまうのでしょうか。それは神経が原因です。人間の体は脳で情報を処理することによって様々な状況を把握しているのですが、しかし普通に考えれば指先で起こったことを頭部にある脳で処理するなんて言うことは不可能です。それを可能にしているのが神経で、体中の隅々にまで張り巡らされている神経は、体の各部位で受けた情報を電気信号にして脳に送ります。逆に体を動かしたいと考えれば脳から各部位に、神経を通して電気信号の指令を出します。このように、神経というのは人体の運動、知覚にとって欠かせないものなのです。

さてそんな神経が損傷や圧迫などによって傷ついてしまったらどうなるでしょうか。脳に正常な信号が送れなくなり、また脳からの信号も上手に通すことができなくなりますよね。これが痺れの原因です。

「しびれ」といっても色々、心配のないしびれとそうでないしびれの見分け方

これで痺れに関する大まかなことはわかってもらえたと思います。では次に、注意すべき痺れの見分け方に入っていこうと思います。

前提として、原因がはっきりしている場合はまず大丈夫です。よくある例が、「最近朝起きると毎回右腕が痺れています」という相談。確かにこれが日常的に起こるようだったら注意が必要ですが、たいていの場合は長時間右側を下に寝てしまい、血行不良と神経の圧迫によって痺れが発生したという、正座と同じパターンだからです。
こうした注意しなくても大丈夫な痺れは数分以内には消えてしまうことが特徴です。早ければ数十秒で消えてしまうので、こういった痺れは心配いらないでしょう。

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一方で腰痛を伴う足の痺れや右手と左手のように左右対称に表れる痺れには注意すべきです。前者は椎間板ヘルニア、後者は多発性神経炎が疑われます。特に多発性神経炎は糖尿病の症状である可能性もあり、ピリピリ・ジンジンといった痛みや痺れが体の末端で出る、足の裏に1枚膜を張ったかのような感覚低下がある、という場合には早期に受診しましょう。放っておくとどんどん神経炎が進んでいき、最終的には末端部分を切除しなければならない事態にもなりかねませんよ。

このほかに心配な痺れとしては、半身のみの痺れや顔面麻痺・呂律が回らないなどの症状を伴う痺れです。これは脳卒中の前兆である危険性があり、一刻も早い受診が望まれます。

また、上記に当てはまらない痺れでも、長引くようであれば医師の診察を受けることをおすすめします。例えば腕の痺れが治らない、と何年も悩んでいた人が思い切って病院へ行ったところ、実は数年前の交通事故の時のむちうちが原因だった、ということもあります。痛いところが悪いところ、とはいかないのが神経の病気やケガなのです。

筋肉の使い過ぎや疲労、血流の悪化で起こるしびれはセルフケアで治せる

先ほど、心配いらない痺れは数分以内に治る、と述べましたが実は何日間か痺れ続けるけれど、病気の心配がいらない痺れというのも存在します。それは過労や筋肉の使い過ぎによる血流の悪化から起こる痺れです。

早朝から深夜まで運転しっぱなしだった、一日中キーボードをたたいていた、瞬間的に力を使った。こんなことがあるといつもきまってどこかが痺れる、というのが特徴なのですが、この痺れはセルフケアによって緩和することができます。

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・ストレッチ

筋肉が緊張状態にあり、血流が悪化していることからくるパターンの痺れには、まずこの緊張をほぐしてあげるのが一番です。机があれば机を、なければ壁を用いたストレッチを紹介します。足を肩幅に広げ、自分の胸からお腹ぐらいの高さに手を突きます。あとはそのままグググっと上半身を沈めていくだけ。上半身全体のストレッチになります。また、単純なものだと首をぐるぐる回すストレッチも有効です。すべての神経は首を通っているため、ここの緊張を緩めてあげるだけで痺れが取れる場合があります。
セルフケアの場合はコリをほぐす、または緊張状態を解くということに注力することが大切です。痛いから、痺れるからと患部を強引にマッサージしていても効果がないばかりか他の神経をも傷つけてしまう可能性があります。

・整体院では?

セルフケアとは異なりますが併せて紹介しておきます。
痺れの原因は神経が圧迫、損傷されていることだと先ほど述べました。ではなぜ神経が圧迫されたり損傷されたりするのでしょうか。もちろん全部ではありませんが、その問いに対する答えの一部は、「ゆがみ」があるから、です。
例えば普段の姿勢が悪いなどの理由で首にゆがみが出ていると、そこを通っている神経の通り道が大げさに言うと曲がってしまっており、一部の神経が圧迫されてしまうことがあるのです。この圧迫が痺れにつながるのですが、ということはこのゆがみを取ってしまえば痺れはとれます。そしてこのゆがみを取るのが整体、つまり整体院で行われていることなのです。
なので、もちろん危険な病気が隠れている場合には神経内科の受診をおすすめしますが、そうでない痺れには信頼できる整体院での施術を考えてみてはいかがでしょうか。

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