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骨盤の痛みについて

骨盤とは

骨盤は大きく分けて3つの骨でできている。仙骨と左右の寛骨である。尾骨は含む場合あと含まない場合がある。そして仙骨を細かく見ていくと第1~5仙椎に分けられる。尾骨も小さいながらも尾椎として5つに分けられる。寛骨は3つの骨の集合体である。腸骨、恥骨、坐骨に分けられる。これらは全て生まれた時は一つ一つ明確に分かれていたのだ。しかし、成長していく中で癒合し、5つの仙椎は仙骨、腸骨・坐骨・恥骨は寛骨、5つの尾椎は尾骨へと変化していった。しかし、癒合したあとも一つ一つの関節の動きはある。ゆがみ方も全体でゆがむ場合もあれば1椎の単体で変位することもある。

骨盤の働き

働きとしては、腹腔内にある臓器の保護と骨盤の柔軟性による負荷の分散である。臓器の保護は女性であれば子宮など生命に関係する大事な部分を保護している。また、骨盤に柔軟性があるから出産が出来るのだし、立ったり座ったりが出来るのである。試しに一度、骨盤が動かないように固定したまま足を組んで座ろうとしてみるとよくわかる。きっと出来ないだろう。そして体重によってかかる負荷を骨盤がゆがんで逃がすことで人間は立っていられるのである。

また骨盤には下肢や腰回りに関係した筋肉や靭帯が数多く付着している。これらの働きにより腰を捻ったり、足を持ち上げたりができるのである。またここで筋肉の緊張や腰椎の変位によって坐骨神経痛が生じたりもする。

骨盤の痛み

骨盤のどれかの骨の痛みというのは骨折でもしない限りない。そして骨盤のように頑丈な構造はよほどの大きな衝撃を加えなければ折れることは考えられない。強いて言えば、腸骨も前にある上前腸骨棘、腸骨の後方にある後上腸骨棘、尻もちをついた時に尾骨が可能性としてはある。しかし、先にも述べたように、骨盤には臓器、筋肉、靭帯、といろいろなものが関係しているのでそれらの機能異常によって起こる痛みがほとんどである。
例えば内臓の機能が低下した時には、骨盤はゆがんだ状態で固着することで身体のバランスを保とうとする。固まった状態ではバランスは固定できるが柔軟性が低下するために身体を動かそうとした時に筋肉や靭帯に負荷がかかってしまう。それによる痛みを感じる場合も多い。
またそのように筋肉にも靭帯にも負荷がかかった状態が続くと組織が固まってしまい、さらに急激な負荷がかかった場合、損傷してしまうこともある。これはスポーツ選手に限らず日常生活でも起こってくる事なのである。洗濯カゴを持ち上げる時とか、犬の散歩中に急に引っ張られたとか、そんなものでも身体にとってはおおきなダメージになってしまうこともありうるので、専門家によるチェックときちんとした治療は生活の不安をなくすためにも大変重要なことである。

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