糖尿病とは血液中の血糖値が高くなる病気です。毎日の食事(特にご飯やパンなどの炭水化物)は消化酵素によってぶどう糖に分解されます。このぶどう糖を膵臓のランゲルハンス島から分泌されるインスリンが分解して、脳や筋肉、各種臓器に栄養として取り入れられるようにします。しかし、このインスリンが何らかの影響で①分泌される量が少ない、②分泌されているがうまく作用しない、ということが起りぶどう糖を十分に分解できなくなります。ぶどう糖はそのままでは体に吸収されない為に血中に大量に流れ込んだり、尿として体外に出たりしてしまう。これを「糖尿病」と言う。
また糖尿病の症状には大きく分けて二つに分けられる
①血糖値の上昇による糖尿病本来の症状
のどが乾く・水分を多く取り、尿の回数や量が増える ・体がだるく、疲れやすい・食欲旺盛 ・食欲はあるが痩せてくる・血流不良・むくみ・おできができたり、皮膚が化膿しやすくなる・膀胱炎にかかりやすい・性欲の低下・・・など
②血糖値が高いことによって起る他臓器の機能低下による合併症
物が見えにくくなる・手足のしびれや痛み・足などがつる・歩きにくい・立ちくらみ・月経異常 ・・・など
糖尿病の種類は大きく分けて4つある
①1型糖尿病
膵臓のランゲルハンス島でインスリンが分泌されなくなることによる糖尿病。血糖値を下げることが出来ないので、毎日のインスリン注射必須。子供に多くみられる。
②2型糖尿病
遺伝によるものが多いが、それに加えて過食、肥満、運動不足、ストレス、加齢などが原因になってくる。インスリンの分泌が不足したり働きが低下してしまう。糖尿病患の9割はこれ。中年以降に多い。
③その他
疾患によるものや遺伝子によるもの。投薬や手術後に起ることもある。
④妊娠糖尿病
妊娠をきっかけに発症すること。糖尿病はのちに真の糖尿病に移りやすく、胎児にとっても合併症の危険がある。また 将来子供も糖尿病になる可能性を作ってしまうので注意が必要だ。
治療は3パターンある。
①食事療法:分量と栄養のバランスがとれた食事
②運動療法:適度な運動量にする
③薬物療法:インスリン注射と血糖降下薬の使用
どれも医師との相談が必要である
遺伝や環境、ストレス、過食、肥満、運動不足、加齢などが原因の要素にあげられるがハッキリとしたものはわからない
インスリンが不足してしまうのも働きが低下してしまうのも、膵臓や他の臓器の働ける環境がうまくととのっていないからです。まずはそういった環境が整うように背骨や骨盤のゆがみを整えていきます。そうすることで、体の機能は改善していきます。