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簡単!
腰痛を和らげる股関節ストレッチ方法

股関節の硬さは腰痛の原因のひとつ

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腰痛の原因というと、腰や骨盤周りに異常がある、または腰やその周りの筋肉が弱いと考える人が多いと思います。しかし実はその腰痛は、「股関節の硬さ」が原因になっているかもしれません。とは言え、股関節の骨が擦れてしまっているなど骨の異常ではなく、原因となっているのは股関節周りの筋肉。股関節周りは複数の筋肉により形成されており、体を柔軟に動かすためのバネのような役割を持っています。その筋肉が柔らかくなっていると、座っていても立っていても軽快で柔軟に動くことができ、体にかかる負担を和らげてくれます。

しかしデスクワークなど股関節の出番が少ない姿勢を長時間過ごしている人も多い昨今。座っている状態では股関節があっという間に硬くなってしまいます。股関節の筋肉が硬くなると連動して他の筋肉も硬くなってしまい、その結果筋肉のバランスが崩れ腰痛になってしまいます。

〈どうして股関節の筋肉は硬くなるの?〉

股関節の筋肉は同じ姿勢を保っている結果、硬くなります。実は、立っている間も座っている間も、身体中の筋肉は緊張状態にあります。
しかし、座っている状態は立っている状態よりも疲労に気付きにくいため、筋肉の緊張状態に気付きづらく、ケアが疎かになりがちです。その結果、緊張状態に長時間さらされた股関節の筋肉は知らず知らずのうちにどんどん硬くなっていくのです。

〈股関節の硬さをチェックする方法〉

椅子を使った股関節の硬さをチェックする方法です。椅子がなければベッドでも構いません。

1. 椅子を壁にくっつけた状態でおきます。
2. 椅子の座面前方にお尻を引っ掛けるような感じで座ります。
3. 足を真っ直ぐ前方に伸ばしたら足先を90度にしてください。
4. お腹を膝にくっつけるように前屈し足先を掴む感じで指先を伸ばします。
5. 痛くないところで止まってください。
足先が掴める、または足の甲に触れられるようであれば柔軟性は高いと言えます。しかし指先が脛までしか届かない場合は股間の柔軟性に難ありなようです。

続いて椅子もベッドも使わない股間の柔軟チェック方法です。

1. 床に座ります
2. 両足をまっすぐ伸ばします
3. 片方の足は膝を曲げて徐々に両足の間を広げていきます

股関節は基本的に生まれつき硬い人は少なく、ほとんどが運動不足や生活習慣で硬くなった人ばかりです。逆に言えば、ストレッチや運動をすれば股関節の柔軟性は戻ります。ぜひ股関節のストレッチをして腰痛になりにくい体を作っていきましょう。

股関節を柔らかくすることによるメリットは他にもたくさん!

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腰痛を緩和するために股関節のストレッチを、と考えるとなかなか続かない人もいますよね。しかし股関節を柔らかくするメリットは他にもいろいろあるのです。例えば、ダイエット効果。股関節から下の下半身は心臓から遠いので、意識して動かしていないとすぐに肥満や冷え性などにつながりやすい箇所です。しかし股関節周りの筋肉を動かすことで、股関節につながっている太もも裏の筋肉なども一緒に動いてくれます。そのため、血管が開き、肥満や冷え性の改善が見込めるのです。

さらに、呼吸を意識しながらストレッチを行うことで、自律神経が整う効果もあります。自律神経が整うと気分的に落ち着き睡眠の質がよくなって朝スッキリと起きることができたり、イライラによる「やけ食い」や「どか食い」を防いで規律のある食事ができるようになったりします。股関節のストレッチをダイエットの一環として取り入れるとよいでしょう。

また今回は腰痛の対処法として股関節のストレッチ方法を紹介しますが、実は股関節の硬さは頭痛や肩こりなども引き起こしています。股関節を柔らかくすることで全身の血液が流れて頭痛・肩こりのないスッキリとした日々が過ごせますよ。

自宅で簡単にできる股関節ストレッチ方法

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では自宅で簡単にできるストレッチの方法を紹介します。行う時間は大体3分から5分が目安です。オススメのタイミングはお風呂上がりのリラックスした状態。筋肉が伸びやすくなりますよ。

〈あぐら柔軟ストレッチ〉

あぐらの状態からのストレッチ方法です。痛くなってきたら無理せず休憩したり中止したりするようにしてください。
1. あぐらをかいた状態で両足裏をくっつけます。
2. 手を両方の膝に置いて、膝を床に近づけるように押してください。
3. ちょっと痛みを感じる位置を30秒ほどキープします。

〈スネつけ柔軟ストレッチ〉

床に座った状態で行える柔軟ストレッチです。スネが痛いと感じたらマットレスなどを敷いてください。
1. 床に座って、片足は後ろに伸ばします。
2. もう片方の足は足を曲げて外側のスネを床につけます。
3. 30秒キープします。
4. 逆側の足も同じポーズで柔軟してください。

〈寝たままストレッチ〉

寝起きで布団の中から出たくない、または床に就いたけどそういえばまだ柔軟をやっていない!という時でも行えます。
1. 仰向けになります。
2. 右足の膝を曲げて左足の上に乗せます。
3. 右足の膝が左側に向いたらその足を下に押してください。
4. 30秒キープしたら反対側の足も行っていきましょう。

以上が股関節の柔軟の仕方です。ぜひ自分の生活スタイルや自分のやりやすいストレッチの方法で股関節の柔軟を試してみてください。

腰痛は痛みが腰に現れてくるだけであって、原因は腰自体にないことも多くあります。そのため、腰痛が治らないからといって自分だけの判断で腰に余計な負担をかけたり間違ったマッサージ方法を行ったりしないようにしましょう。腰痛が悪化したり、腰痛以外の別の疾患のきっかけになったりしてしまいます。時間があればプロの治療家や医師のアドバイスをもらいに行ってみてもいいかもしれません。

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